【記 録】 
       
       (4月17日) 
       
       六日町からの南越後交通バスが、4月1日のダイヤ改正により、朝の便が沢口から清水に延長された。このバスに乗るべく、いつもより早く起きて出掛ける。 
       順調に乗り継いで、六日町では2分接続のバスに急いで乗り込む。バスはすぐ出発した。 
       今回は2泊3日で巻機山と金城山を計画したため、荷物が多い。そのため、2日目の食料などを清水バス停近くの神社の軒下にデポする。 
       清水から歩き始めると、約15分の所で道路の除雪車が作業をしていた。そこはキャンプ場の駐車場近くで、後2〜3日したら桜坂駐車場まで整備されているかもしれない。 
       当初は、六合目辺りまでテントなどの装備を担ぎ上げる積りであったが、重く感じるので、桜坂駐車場の桜の木の下でテントを張り、身軽になって巻機山をピストンすることにした。 
       登山口から沢沿いの雪道となったが、約30分で井戸尾根に取り付くと、雪は減り、夏道がかなり出てきた。ただし雪のトレースはほとんど無し。 
       五合目からは、全て雪道となり、ブナ林との組み合わせが美しい。 
       六合目辺りに着くと、休憩している登山者がいた。話を聞くと、ここからワカンで登り、八合目付近の急斜面でアイゼンに履き替えたが、風が強く、ガスで視界も不良のため引き返したとのこと。 
       会った場所は無風のため、不思議に思って登っていくと、案の定、風が強くなり、ガスも出てきて聞いた通りの状況になった。 
       ここでためらわず引き返すことにする。戻りは早かった。テントに戻り、後はのんぴりする。夕方からは雨となった。 
       
       (4月18日) 
       
       朝食を摂った後、バスの時間に合わせ、天候の様子を見つつゆっくり待つ。夜明け前から降り出した雨は、止む気配が無い。それでも諦めきれず、バス停に行って考えることにする。 
       バス停近くの神社に行き、デポ品を回収してバスを待つ。雨は強くなってきたため、途中の金清坊で降りて金城山を目指すことは止め、そのまま六日町に向かう。 
       
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